日本語日本文学科

日本の言語・文学と向き合い、多様化する社会に対応できる思考力・表現力を養います。
日文top

日本語日本文学科の特徴

日本語学・日本近代文学・日本古典文学の3分野をバランスよく学ぶカリキュラムが特徴です。古代から現代に至る日本の表現文化を多角的に理解できるようになります。
卒論

女子大で学ぶ
古典文学・近現代文学・日本語学

『源氏物語』の女君たちの人生を考えたり、近現代文学をジェンダーの視点で読み解いたり、昔の「女ことば」を現代の言葉づかいと比較したり─。3分野それぞれの学びの中で、女子大という環境だからこそ、「女性としてどう生きていくか」という問いを深めることができます。
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くずし字を解読する、
『源氏物語』を読む

古典の写本を自分で読めるようになりたいと思いませんか? 1年次の必修授業でくずし字を基礎から学び、原典に触れる喜びを体験してください。また、『源氏物語』を原文で読み通す授業も、2年次の必修です。日本文化の源泉に触れて、「本物」を自分の目で確かめる姿勢を養います。
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卒業論文という高み
を目指して

自ら問いを立て、調査・分析し、自分なりの答えを出す。卒業論文が完成したときの充実感はかけがえのないものです。その高みを目指して、1年次から段階的なステップが踏めるように、本学科のカリキュラムは構成されています。知識を蓄え、読解力、考察力、表現力を磨きましょう。

学科トピックス

TOPIC1

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本物に触れよう!
古典芸能鑑賞会&「日本文学特別演習」
歌舞伎・文楽・能などを劇場で鑑賞する古典芸能鑑賞会は、1・2年次の必修課外活動。鑑賞会の前に事前学習をしますので、より理解が深まります。また、選択科目「日本文学特別演習」は、文学館を見学したり、日本文学原作の映画を観たり、文学散歩をしたりして、レポートを作成します。教室での学びにとどまらず、外に出て「本物」に触れることで、探究意欲が向上します。

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★2024年度からの新科目★
プロの和楽器奏者による日本音楽史に関する授業を開講します。邦楽に関する知識を深めるだけではなく、箏・三味線・尺八などの楽器体験を通して、実践的に日本文化を学びます。


TOPIC2

Web用
創造力を育もう!
俳句を作る
選択必修科目「日本近代文学演習3a」では、俳人でもある藤本夕衣先生(人文科学研究所)の指導により、俳句の実作を行っています。授業では、季語など俳句の基本的な事柄を学んだうえで、クラスで句会を行い、相互鑑賞もしつつ、楽しみながら実践的に俳句への理解を深めます。自信のある句ができたら、「いずみ文芸賞」(人文科学研究所主催)に応募することもできます。
※「いずみ文芸賞」には、俳句のほか、小説・短歌・漫画等の文芸作品も応募できます。

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★2024年度からの新科目★
俳句に加え、現代短歌と小説の実作の授業を開講します。いずれもプロの歌人/作家の指導により、現代短歌史や小説技法を学びながら、実作を通して、日本語の表現力を高めます。


TOPIC3

講演会
企画・運営能力を高めよう!
日本語日本文学会
日本語日本文学会は、有志の学生による組織で、学科行事のサポートなどを行っています。オープンキャンパスや清泉祭で展示をしたり、文学散歩を企画したりと、楽しい活動が盛りだくさん。学会誌『清』の編集・発行も行っています。2022年度は、和本の補修作業についての講演会を実施しました。自分たちで企画・運営をすることで、自主的に物事を動かす力が身につきます。

TOPIC4

優秀卒論発表
先輩に学ぼう!
優秀卒業論文発表会
毎年6月に行われる優秀卒業論文発表会は、前年度に優れた卒業論文を執筆した卒業生が、在学生のために論文内容や執筆スケジュールを紹介してくれる会です。卒業論文の中身に触れることで、具体的なイメージが湧くと同時に、「自分も良い論文が書きたい!」という意欲がかき立てられる機会となっています。先輩から後輩への学問のリレーとなるこの会は、本学科の伝統行事です。
※2020年度からオンラインで実施しています。

本が好きなあなたへ

清泉女子大学では、ただ「本」を読むだけではなく、さまざまな形で「本」と触れ合う機会を用意しています。

日本語日本文学科の選択科目「日本古典文学II-2b」では、江戸時代の版本などを扱いながら、実践的に書誌学の知識を修得することができます。
図書館では、ライブラリーサポーターズとして、本の紹介や書架整理などの図書館業務を体験することができます。さらに、資格課程を履修して、司書教諭の資格を取得することも可能です。

あなたの「好き」を、大学の「学び」に繋げましょう。
本が好きなあなたへ

在学生・卒業生の声

清泉女子大学の学び、それがどのような価値を生み出すのか、実際にインタビューしてみました。

教員紹介

学科パンフレット

動画で知る日本語日本文学科

学科紹介

画像をクリックすると、公式YouTubeチャンネルの動画が視聴できます。
日本語日本文学科サムネイル
日本語日本文学科 学生インタビュー short ver.
(2分30秒)

※完全版(9分36秒)はこちら
サムネイル
清泉の学びを紹介!
日本語日本文学科の学生対談Movie
(56分18秒)
WebOC2020日本語日本文学科紹介
日本語日本文学科 学科紹介動画
担当:藤井由紀子 教授(27分55秒)

学生による教員紹介シリーズ

清泉女子大学の学生が、プロの指導を受けながら、試行錯誤を重ね、作り上げた教員紹介映像です。

藤井先生紹介動画
【藤井由紀子 教授】(3分57秒)
『源氏物語を次の世代に語り継ぐ人』

授業紹介

夏期集中授業「日本芸能文化」
夏期集中授業「日本芸能文化」(共通教養科目)(13分03秒)
藤井由紀子教授による講義「平安文学の五節の舞」の後、北之台雅楽アンサンブルによる国風歌舞「五節の舞」に続いて左方童舞「迦陵頻」の実演や舞の体験等の様子を収録しています。
授業で屏風をよんでみよう!
授業で屏風をよんでみよう!(2017年度「くずし字解読演習」 (4分48秒)
2017年度「くずし字解読演習」での屏風を読み解く授業風景です。初級を終えた学生がさらに難しい解読にチャレンジしている姿だけでなく、後半には受験生へのメッセージも収録しています。
*この科目は、現カリキュラムの「中級/上級くずし字解読演習」にあたります。
※本動画は、PC・留学・就職活動などのお困りごとをサポートする学生スタッフ(通称:IICS)が制作したものです。
【清泉女子大学】デジタルコンテンツを使った大学での学び
【清泉女子大学】デジタルコンテンツを使った大学での学び(6分32秒)
この2年間で大学での学びに、デジタルコンテンツによる学びが積極的にとりいれられるようになりました。今後もこうした方向は変わらないだろうと思われます。
清泉女子大学でもそうした学びが積極的に行なわれています。デジタルコンテンツを使うスキルは社会にでてからも、いろいろな形でいきると考えます。
この動画では、JapanKnowledgeがデジタルコンテンツとして提供している、『日本国語大辞典』『大漢和辞典』『日本古典文学全集』を使ってどのようなことができるか、ということを説明しています。(清泉女子大学日本語日本文学科 今野真二教授)
※日本語日本文学科の今野真二教授の演習の授業を履修している学生達が撮影に協力しました。

講義動画

講義動画(夢ナビ講義video)
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NEWオレンジ日本近代文学(担当教員:鈴木直子)(約30分)
「ジェンダーで読む日本近代文学・女学生はどう描かれたか」
田山花袋の短編「蒲団」は、明治の女学生をどう描いたのか。女性が学ぶことをめぐる同時代の言説空間と、作品をとりまく時代精神を意識しつつ読むことで、明治後期の日本社会で女性たちがおかれた状況の複雑さが、リアルに見えてきます。

講義動画(夢ナビライブ映像)
「夢ナビライブ2018および2017東京会場」で、高校生向けに行った講義の映像です。
yumenavi_konno
日本語学(担当教員:今野真二)(約30分)
「学校では教えてくれない日本語学の面白さ」
日本語学は日本語について研究する言語学です。私たちは日本語を使うことはできます。しかし、日本語についての「なぜ」に答えることができるとは限りません。講義ライブでは仮名をとりあげ、その成立と歴史について、明治時代に焦点をあてて説明します。
yumenavi_fujii
日本古典文学(担当教員:藤井由紀子)(約30分)
「「猫」で読み解く『源氏物語』」
『源氏物語』にはペットとしての「猫」が登場し、物語を展開させる上で大きな役割を果たします。なぜ、「猫」なのか。当時、「猫」がどのような存在だったのかを確認しつつ、その文学的な意味を考え、「猫」を用いた『源氏物語』の意図を追究していきます。