![]()
| 図書館では、毎月1階の展示コーナーにおいて、貴重書などの展示を行っております。 ぜひ、貴重な資料をご覧ください。 |
| 【ウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare】 (1564年 - 1616年) イギリスの詩人、劇作家。 イギリス・ルネサンスの頂点をなすエリザベス1世治下のイングランドの中部地方、ウォーリックシャーのストラトフォード・アポン・エイボンで生まれる。 劇作活動は、1590年ごろから始められたとされ、歴史劇『ヘンリー6世』三部作(1590〜92)が彼の処女作とみなされる。 1595年ごろに発表された、アテネ郊外の夜の森を舞台に幻想的な世界をつくりだしたロマンチックな喜劇『真夏の夜の夢』では、 シェイクスピア劇の大きな特色である人間観察の鋭さはすでに現れている。 1599年にはテムズ川南岸にグローブ座を建設して、劇団(ロード・チェンバレンズ・メン)の常打ち劇場とした。 1600年ごろには、『ハムレット』(1601)、『オセロ』(1604)、『リア王』(1605)、『マクベス』(1606)と並ぶいわゆる四大悲劇をつくりだした。 シェイクスピアの全戯曲37編のほぼ半分は彼の生前に出版されている。 晩年は、郷里で家族とともに過ごしたと思われるが、満52歳をもって死去した。 死没の日は4月23日であるが、誕生日も4月23日前後と推定されるので、この日がシェイクスピアの記念日とされている。 18世紀以来、シェイクスピア学という独立した学問が発展し、イギリスにおいては、あらゆる批評原理のテスト・ケースとして用いられており、 イギリス劇壇にあってはシェイクスピア劇は俳優の登竜門となっている。 また、全世界を通じて、つねに観客から歓迎を受けている事実も驚異の的となっている。 日本へは明治初期に紹介され、いくつかの翻案が行われたが、翻訳としては坪内逍遙(しょうよう)による『ジュリアス・シーザー』の訳『自由太刀余波鋭鋒(じゆうのたちなごりのきれあじ)』(1884=明治17)が刊行されたのが最初である。 (『日本大百科全書』小学館より抜粋) |
| 【シェイクスピア作品年譜】 |
![]() 『The Norton Facsimile The First Folio of Shakespeare』 の背表紙 と 「The Merchant of Venice」 シェイクスピアへの招待 英語英文学科教授 門野 泉 本学の図書館の蔵書には、シェイクスピア (William Shakespeare, 1564-1616) 関係の稀覯本が数点含まれている。しかし、本の価値は、希少価値や市場価格ではなく、情報の重要度によって判断されるべきものであろう。今回は、あえて稀覯本を取り上げず、むしろ資料収集の情報源、および、本学の図書館が収蔵する基本的な資料や映像資料を紹介し、専門外の皆様にもシェイクスピアに親しんでいただきたいと考えた。 海外の図書館の活用: シェイクスピア研究には第一次資料の利用が欠かせない。しかし、国内では入手が困難な場合が多く、しかも非常に高価なため購入することは非常に困難である。そのため、以前は、手書きの資料や16,17世紀に出版された書物、マイクロフィルム、マイクロフィッシュを読むために、英国の図書館に出向かなければならなかった。しかし、現在では、スキャナーの精度が上がったため、大英図書館(The British Library)はじめ諸外国の図書館は、ネットによるコピー申し込みを受け付け、日本にいながらにして貴重な資料を入手することが可能になった。したがって、第一次資料や入手困難な古い出版物に関しては、個々の図書館が莫大な予算を投じて資料を購入しなくても、研究に支障がない幸せな時代に入ったのである。国内の図書館が所蔵していない資料に関しては、是非、海外の図書館を活用していただきたい。 The Norton Facsimile The First Folio of Shakespeare: シェイクスピアの死後、劇団の仲間たちが散逸していた原稿を集め、1623年に戯曲全集を出版した。友情の証ともいえる第一・二つ折本の実物は、先日、オークションで数億円の値がついた稀覯本である。本学には実物はないが、ファクシミリ版の初版と第二版を収蔵している。第一・二つ折本は、上演台本を元に編纂されたことから、当時の上演の息遣いが感じられる楽しみがある。古いつづり字を追いながら、四つ折本のファクシミリ版と比較対照しながら、シェイクスピアの戯曲の変化の過程を辿ってみるのも一興であろう。オックスフォード版、ケンブリッジ版等、校訂を施した多様なシェイクスピア全集が出版されているが、大部分は、二つ折本、四つ折本を勘案した折衷版である。第一・二つ折本を傍らにおきながら、折衷版のシェイクスピア・テキストを利用するという意味で、シェイクスピアの研究の基本資料といえるだろう。 The Harvard Concordance to Shakespeare: シェイクスピア作品の電子化が進み、シェイクスピア作品のCD-ROMを用いれば、言葉や文章の索引は容易になり、コンコーダンスへの依存は減少してきた。しかし、一般の読者がシェイクスピアの引用に出会った時、どの作品のどの場面で使用されているのかを見つける手立てとして、シェイクスピアのコンコーダンスは依然として重要な資料である。作品よって頻度の高い言葉が判るので、頁をめくっていると面白い発見がある。 Narrative and Dramatic Sources of Shakespeare: シェイクスピアの大部分の作品には種本がある。シェイクスピアがどのような作品を下敷きにしたのかを詳細に調査し、記載した全8巻の労作は、シェイクスピアの興味や当時の出版事情が判るだけではなく、劇作家の人間観、人生観までもうかがい知ることができる。シェイクスピアを研究する際の基本資料のひとつであるが、英語に翻訳された海外の昔話や神話等も含まれているので、16世紀のイングランドの人々がどのような書物を読んでいたのかを実感できる。シェイクスピアの研究者のみならず、多くの読者に楽しんでいただきたい。 BBC制作シェイクスピア全集のDVD(全37作品): シェイクスピアの作品名は広く知れ渡っているが、実際に作品を手に取るのを躊躇する方も多いことだろう。たとえ翻訳であっても、戯曲を読み慣れていないと、登場人物名の後に、せりふが続くので、読みにくい印象を与えがちである。ましてや原語となると、現代英語との違いもあって、英国人でさえ苦労している。しかし、シェイクスピアは英米の文化に深く浸透し、演説や講演、新聞、雑誌、映画、アニメ、テレビのCM、商品名に至るまで、シェイクスピアで溢れているから、知らないと不便なことも多い。 そこで、シェイクスピアに親しむ第一歩として、DVD鑑賞をお勧めしたい。BBCが総力を挙げて製作したシェイクスピア全集全37巻は、日本語字幕つきで、日本ではあまり馴染みのない問題劇や歴史劇をも含んでいる。演出や俳優によって作品へのアプローチや仕上がりに幾分むらがあるが、奇を衒わず、比較的標準的な仕上がりになっている。シェイクスピアへの一歩として、英国の名優たちが登場する映像作品を楽しみ、言葉の美しさを愛でていただきたい。 |
![]() 『The Harvard Concordance to Shakespeare』 『Narrative and Dramatic Sources of Shakespeare』 ![]() 『The Oxford Shakespeare』(Oxford University Press) ![]() 『シェイクスピア選集』(研究社) 『A Shakespeare Glossary』 『Not of an age, but for all time』 『Transvestism and the onnagata traditions in Shakespeare and Kabuki 』 ![]() 『絵で見るシェイクスピアの舞台』 『シェイクスピアは世界をめぐる 』 『シェイクスピアと花』 |
![]() 『The Shakespeare Collection』 ![]() <A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM> <ROMEO & JULIET> <HAMLET> <MACBETH> |
![]() |
| Shakespeare in QUARTO |
| ウィリアム・シェイクスピア (Wikipedia) |
| 〔Close〕 |