このパスファインダーは、「源氏物語」を調べて必要な情報・資料の収集をお手伝いする「道しるべ」です。
このパスファインダーには図書館の資料や、インターネット上に提供されている文献、データベース、出版情報やリンクなど選りすぐりの資料・情報が掲載されています。ここに紹介した以外にも情報・資料はたくさんあります。このパスファインダーを道しるべとして自分自身でさらに調べを進めてください。また、わからないことは図書館員にお尋ねください。 |
| 平安時代中期の11世紀初め、紫式部によって創作された長編の虚構物語。
正しい呼称は「源氏の物語」で、「光源氏(ひかるげんじ)の物語」「紫の物語」「紫のゆかり」などの呼び方もある。
主人公光源氏の一生とその一族たちのさまざまの人生を70年余にわたって構成し、王朝文化の最盛期の宮廷貴族の生活の内実を優艶(ゆうえん)に、かつ克明に描き尽くしている。
これ以前の物語作品とはまったく異質の卓越した文学的達成は、まさに文学史上の奇跡ともいうべき観がある。
以後の物語文学史に限らず、日本文化史の展開に規範的意義をもち続けた古典として仰がれるが、日本人にとっての遺産であるのみならず、世界的にも最高の文学としての評価をかちえている。(『日本大百科全書』より抜粋)
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源氏物語についての情報・資料を調べる際には次のようなキーワードを使います。
源氏物語、紫式部、光源氏、王朝文学、女流文学、日本古典文学、絵巻、The tale of Genji |
また、図書館の書架を調べる際には、次の分類番号を手がかりに調べるとよいでしょう。
和書 : 913.36(源氏物語)
洋書 : 895.6(Literature of Japanese) |
源氏物語とは何かについて、包括的な情報を得るには百科事典や専門事典が便利です。また、インターネットからも包括的な情報が得られます。
<百科事典>
『世界大百科事典』(平凡社、2007年版)9巻 【請求記号:031/Se22/9b 所在:1F参考図書】
「源氏物語」(9巻 95ページ) 源氏物語の構成やあらすじ、研究史などについて書かれています。
『世界大百科事典』(平凡社、2007年版)27巻 【請求記号:031/Se22/27b 所在:1F参考図書】
「紫式部」(27巻 697ページ) 紫式部の生い立ちなどについて書かれています。 |
<インターネット>
「源氏物語(Yahoo!百科事典)」 (http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E/)
源氏物語のあらすじや源氏物語の影響、研究の概要について記載されています。
「源氏物語(Wikipedia)」 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E)
源氏物語について各巻へのリンクが付与されているほか、参考文献等が豊富に記載されています。 |
源氏物語についての注訳書や現代語訳書には次のような図書があります。
<注訳書・現代語訳書>
『源氏物語』(新編日本古典文学全集) / 阿部秋生 [ほか] 校注・訳 1994-1998年 【請求記号:918/N71-2/20 所在:B1F開架】
源氏物語54帖が6巻に収められていて、中段に本文が記載され、上段に注釈、下段に口語訳が掲載されています。
『源氏物語』(新日本古典文学大系) / 柳井滋 [ほか] 校注, 1993-1997年 【請求記号:918/32/19 所在:B1F開架】
源氏物語54帖が5巻に収められていて、上段に翻刻が記述され、下段に脚注が付与されています。
『源氏物語』(新潮日本古典集成) / 石田 穣二・清水 好子著, 1976-1985年 【請求記号:918/22/18 所在:B1F開架】
源氏物語54帖が8巻に収められていて、下段に翻刻と一部現代語訳が記述され、上段に注が付与されています。
『源氏物語』 / 玉上琢彌訳注, 1964-1975年 【請求記号:913.36/Ta77/1 所在:B1F開架】
玉上琢彌訳注本で、前半に翻刻と脚注を、後半に現代語訳が付与されています。
『源氏物語』 / 瀬戸内寂聴訳, 1996-1998年 【請求記号:913.36/Mu56/1 所在:B1F開架】
瀬戸内寂聴氏の有名な訳本で、寂聴氏ならではの文体も特徴です。
『源氏物語』(新潮文庫版) / 円地文子訳, 1980年 【請求記号:080/S-N/エ2-8 所在:2F文庫新書】
円地文子氏の訳本で、源氏物語54帖が文庫本5巻にて収められています。原作に沿った現代語訳です。
『田辺聖子の源氏がたり』(新潮文庫版) / 田辺聖子著, 2002年 【請求記号:080/S-N/タ14-25 所在:2F文庫新書】
田辺聖子氏が語った源氏物語54帖が文庫本3巻にて収められています。本書は、あくまで語りであり、翻訳本とは別の趣です。
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源氏物語についての入門書には次のような図書があります。
<入門書>
『源氏物語必携』 / 秋山虔著,1978年 (別冊国文学:No.1) 【請求記号:913.36/88/1 所在:B1F開架】
源氏物語54帖の梗概と各帖の参考文献が記されているほか、源氏物語の人物総覧や年表、後年の研究についてもまとめられています。
『源氏物語入門』 / 玉上琢弥著, 1972年 【請求記号:913.36/218 所在:B1F開架】
平安文学から当時の宮廷生活に至るまで、源氏物語を知るための基礎知識に関する記述が多くなされています。
『源氏物語入門』 / 野村精一,伊井春樹,小山利彦著, 1975年 【請求記号:913.36/82 所在:B1F開架】
これから源氏物語を学ぶ学生を対象にした入門書で、巻末の参考文献リストは充実しています。
『源氏物語を読むための基礎百科』 / 別冊國文學 56号 2003年 【所在:B2F和雑誌架】
源氏物語の名場面や作中人物、基本語彙など、源氏物語の基礎項目が記述されています。
『源氏物語の鑑賞と基礎知識』 / 国文学「解釈と鑑賞」別冊 【所在:B2F和雑誌架】
源氏物語54帖を43巻にまとめ、各巻に各帖の解説や解釈が記述されています。
『はじめての源氏物語』 / 鈴木日出男著, 1991年 【請求記号:913.36/Su36 所在:B1F開架】
新書版として、源氏物語の人間模様をわかり易く記載した基礎知識を知るのに最適な内容となっています。
『源氏物語の女性たち』 / 秋山虔著, 1991年 【請求記号:913.36/A38 所在:B1F開架】
光源氏をめぐって登場する女君たちの多彩な愛のかたちと四季折々の情趣をとおして、源氏物語の魅力について書かれた内容となっています。
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源氏物語について、さらに詳しく研究しようとする人には、次のような専門書をお勧めします。
<専門書>
『源氏物語研究』 / 玉上琢弥著, 1966年 【請求記号:913.36/40/13A 所在:B1F開架】
源氏物語を様々な角度から考察した一冊で、源氏物語に影響を及ぼした先行文学についても記述がなされています。
『源氏物語作中人物論集』 / 森一郎編著,1993年 【請求記号:913.36/Mo45 所在:B1F開架】
源氏物語に登場する様々な人物の論文集で、巻末には作中人物ごとに主要論文目録が付与されています。
『人物で読む源氏物語』 / 上原作和編集, 2005年-2006年 【請求記号:913.36/J52/1-20 所在:B1F開架】
源氏物語に登場する人物を全20巻にまとめ、登場人物のあらすじや関連論文などが紹介されています。
『源氏物語研究集成』 / 増田繁夫, 鈴木日出男, 伊井春樹編, 1998年-2001年 【請求記号:913.36/G34/1-15 所在:B1F開架】
全15巻からなり、各巻で源氏物語と関係する事項を取り上げ、それに関する論考が掲載されています。
『源氏物語研究叢書』 / 重松信弘著, 1980年-1984年 【請求記号:721.2/Mi58 所在:B1F開架】
源氏物語を様々な角度から考察したシリーズで、研究史や人物研究などの6巻にて構成されています。
『源氏物語絵巻の謎を読み解く』 / 三谷邦明 , 三田村雅子著, 1998年 【請求記号:913.36/Mo45 所在:B1F開架】
国宝源氏物語絵巻の文法から読み方、成立の背景といった絵巻を読み解く術が記載されています。
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源氏物語については、次のような参考図書があります。
『源氏物語事典』 / 岡一男著,1964年 【請求記号:913.36/46A 所在:1F参考図書】
14章から成り、作者紫式部から作中人物や文体と語法、世界文芸史上の位置に至るまでを収録した事典です。
『源氏物語事典』 / 秋山 虔編, 1989年(別冊国文学 NO.36) 【請求記号:913.36/146 所在:B1F開架】
54帖の梗概と論評や作中人物事典、紫式部事典などがコンパクトに掲載されています。巻末には年譜・系図が付加されています。
『源氏物語辞典』 / 北山 谿太著, 1957年 【請求記号:913.3603/1A 所在:1F参考図書】
源氏物語の中の単語を漏れなく網羅し、熟語や和歌、詩句なども項目として採録されています。
『源氏物語事典』 / 池田 亀鑑編, 1960年 【請求記号:913.36/18/1A 所在:1F参考図書】
源氏物語の中の主要項目約3000を選んで項目を立てて解説が施された事典です。和歌に関しては、上記の『源氏物語辞典』を参照ください。
『源氏物語作中人物事典』 / 西沢正史編, 2007年 【請求記号:913.36/N87 所在:B1F開架】
源氏物語の登場人物を主要人物と脇役的な人物に分けて掲載されています。また、主要人物の名場面についても現代語訳付で掲載があります。
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源氏物語に関する専門雑誌、学術雑誌には次のようなものがあります。
『源氏研究』 / 翰林書房(1996年-2005年) 【所在:B2F和雑誌】
毎号特集を組み、特集に沿った座談会や論文などが掲載されています。2005年の第10号で終刊。
『源氏物語の鑑賞と基礎知識』(国文学「解釈と鑑賞」別冊) / 至文堂(1998年-2005年) 【所在:B2F和雑誌】
源氏物語54帖が43巻に収められています。各帖ごとに解説と場面毎の鑑賞が添えられています。
『中古文学』 / 中古文学会(年2回) 【所在:B2F和雑誌】
日本の古典文学に関する論文が掲載されています。
『物語研究』 / 物語研究会(年刊) 【所在:B2F和雑誌】
日本の物語に関する論文や書評が掲載されています。
『日本文学』 / 日本文学協會(月刊) 【所在:B2F和雑誌】
日本文学全般に関する論文や書評が掲載されています。毎号特集が組まれています。
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源氏物語に関する学術団体としては次のようなものがあります。
「国文学研究資料館」(http://www.nijl.ac.jp/)
日本文学に関する原本資料の調査収集を基盤として、研究や普及活動を行なう研究機関です。図書館も併設しています。
「中古文学会」 (http://wwwsoc.nii.ac.jp/chu-ko/index.html)
日本の中古文学の研究と会員相互の連絡を図ることを目的として設立された学会です。機関紙「中古文学」を発行しています。
「物語研究会」 (http://wwwsoc.nii.ac.jp/monoken/)
日本語文法研究者の発表・交流の場と設立された学会です。年2回学会誌「日本語文法」を発行しています。
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源氏物語について検索する際には次のようなツールがあります。
※図書館資料を調べるためのオンラインツールのことを、通称OPAC (Online Public Access
Catalog、オパック)といいます。
<OPACで図書を探す>
清泉OPAC (清泉女子大学の蔵書検索)
キーワードから、「源氏物語」で検索してください。
WebcatPlus (他大学図書館の蔵書検索)
「源氏物語」で検索してください。
品川区立図書館 (品川区立図書館の蔵書検索)
「源氏物語」で検索してください。
Books.or.jp (日本で入手可能な書籍検索)
「源氏物語」で検索してください。
<データベースで論文・記事を探す>
CiNii (国立国会図書館の雑誌記事索引や学会誌、研究紀要を網羅)
「源氏物語」,「紫式部」で検索してください。
MAGAZINEPLUS (CiNiiの収録誌のほかに一般雑誌を網羅) ※学内専用です
「源氏物語」や「紫式部」と別の検索語を組み合わせて検索してください。 例)「源氏物語 和歌」
聞蔵U[朝日新聞記事データベース] (1945年以降の朝日新聞の記事) ※学内専用です
「源氏物語」,「紫式部」で検索してください。
<インターネットで情報を探す>
Google (http://www.google.co.jp/)
「源氏物語」,「紫式部」で検索してください。 |
このほかに源氏物語に関して有用なインターネット情報源としては次のようなサイトもあります。
「やたがらすナビ」 (http://yatanavi.hp.infoseek.co.jp/)
古典文学の総合ポータルサイトで、目的別のリンク集が掲載されています。
「源氏大学.com」 (http://www.genjidaigaku.jp/)
源氏物語を知る、学ぶ、読むの3つの角度から様々な情報を入手することができます。
「宇治市源氏物語ミュージアム」(http://www.uji-genji.jp/)
京都府宇治市にあるミュージアムのホームページです。ミュージアムの展示の様子や図書室の蔵書検索などを見ることができます。
「源氏物語電子資料館」(http://www.nijl.ac.jp/~t.ito/)
源氏物語関係の書籍や論文、ウェブページなどを広く収集しているサイトです。
「源氏物語の世界」(http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/)
源氏物語54帖を本文、現代語訳、本文資料とを閲覧することができるサイトです。
「源氏物語(京都大学所蔵資料でたどる文学史)」(http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/np/genji.html)
室町時代末期(享禄4年)頃に書き写された、源氏物語の写本である中院文庫を閲覧することができます。
「九州大学附属図書館所蔵貴重書資料画像データベース」(http://herakles.lib.kyushu-u.ac.jp/index.htm)
源氏物語歌絵の画像データを閲覧することができます。 |
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