
昨年よりラファエラ・アカデミアでは、気軽に参加できる講座として「1日講座」を企画しており、大好評を博しています。
今年度の第1弾は7月18日(土)に行われた、本学名誉教授の荒木成子先生による『15世紀フランドルの宗教画に見るマグダラのマリア』でした。
マグダラのマリアというのは、聖書を少しでも知っている方なら「ああ、あの人ね」というくらい有名な人物です。しかし、「じゃ、どんな人?」と聞きますと「石を投げられていた娼婦?」「復活したキリストに触るなといわれた人?」「香油でキリストの足を髪の毛で拭いた人?」「食事の支度をせずに話を聞いていた人?」などなど、「それ同一人物? 本当に??」というくらいいろいろな人物像があがってきます。(今だと、もしかしたら「ダヴィンチ・コード」のマグダラのマリアのイメージがはいってくるかもしれませんね)
荒木先生は数々の非常に美しい画像を駆使して、多彩なマグダラのマリアという人物像がいかにして成立していったのか、そしてその描かれ方がどう変遷してきたのか、などをわかりやすく説明してくださいます。そうすると、とことん素人の私でも、美術と歴史の道をたどり、宗教画を読み解く楽しさをこの1時間半で味わうことができたのです!
美術史の講座としておもしろかったのはもちろんなのですが、荒木先生は卒業したゼミ生たちにも絶大な人気があります。ですから、当日の受講生には一般の方、生涯学習生のほか、卒業生ゼミ生も多く、講座の後はさながら同窓会のような場面もあちこちで見受けられました。つい最近の卒業生から少々(いや、だいぶかな?)前に卒業した人たちまで、同じ清泉女子大学で荒木先生ゼミの一員であったいうことを誇りに思えるというのは、本当に幸せなことだなぁ・・と、感慨深かった1日でした。