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秋期1日講座:苦難の意味-旧約聖書「ヨブ記」を読む

講座風景

2012/02/03

 秋期1日講座第2段!本日は本学キリスト教文化研究所 竹田文彦先生による、1日講座を取材してきました。

 皆さんはヨブ記を読んだことはありますか?

 恥ずかしながら、私はきちんと読んだことがなく、素人同然の知識で参加させていただきました。今回の講座の目的は“ヨブ記を通じて苦難の意味について考えること”です。

 昨年は、東日本大震災という大震災に見舞われ、誰もが自分の力ではどうすることもできない苦しみや悲しみに直面した年でした。そのような中で、今こそ私たちにできることは何なのかを教えていただいた講座でした。

 タイトル中に「ヨブ記を読む」とあるように、講座の大半はヨブ記を読むことです。先生のよく通る声が教室中に広がり、まるで読み聞かせをしているような雰囲気の漂う講座でした。言い回しが難しく感じることもありましたが、そこは先生が現代語(?)で説明をしてくださるので、あぁ、こういうことを言っていたのか…と勉強にもなります。

 ヨブ記ではヨブの苦しみや悲しみに対して、友人たちが慰めよう色々と話をしますが、それらは全くヨブへの慰めにはなりません。苦しみや悲しみを背負っている人に本当に必要なことは、共にいること。そして話を聞いてあげることだというのです。

 これこそ今の社会にも通用することではないでしょうか。苦しい時、悲しい時、ただそばにいてくれて、話を聞いてもらえるだけで、人は楽になるものです。当たり前のように思っていましたが、人は相談されると応援したり、共感したり、時には叱ったりするものです。でも本当はそばにいて話を聞いてあげることで十分なのです。

 今回の講座から見えてきたものは、人が人を想う時、本当に大切なことは何なのかということです。

 講座終了後には、多くの方から「素晴らしい講座だった」「続きの講座をしてほしい」とのお声をいただきました。東日本大震災のチャリティー講座として、多くの方にご賛同いただきましたこと、また素晴らしい講義をしてくださった先生に、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいになった1日でした。

 竹田先生は、通常講座「キリスト教の信仰と文化を考える」でもオムニバスの講師として、教鞭をとられています。(昨年度の講座名は「キリスト教思想と文化を考える」です) チャリティー講座も残りあと3講座です。まだまだ受付中です。せひご参加下さい。