文化史領域

文化史領域
古代から現代にいたる日本と世界の歴史を多角的に探究します。
歴史学にくわえ、美術史、思想史、宗教史を深く学ぶこともできます。
国内外の美術館・博物館・史跡・神社仏閣・教会等の「ホンモノ」をめぐる体験もあります。
歴史と文化の複合的な学びを通じて、複雑で多様性に富んだ時代に必要な力を身につけます。
領域とは?
総合文化学部では、学ぶ学問領域が広いため、学修の軸となる学問分野によってグループ化しています。
そのグループを「領域」と呼びます。
日本の表現文化を学ぶ「日本文化領域」、英語圏・スペイン語圏の言語文化を学ぶ「国際文化領域」、歴史・美術史・思想史・宗教史を学ぶ「文化史領域」の3つで構成され、自分の興味関心に沿って選ぶことができます。

文化史領域

学びの3つのポイント

【Point1】興味関心に合わせた多様な学び

日本史、東洋史、西洋史をじっくり学べるのはもちろんのこと、自分の興味関心に合わせ、美術史、思想史、宗教史をトコトン探究することができます。
他領域で学べる文学や言語の学修成果を組み合わせ、学びをグレードアップさせることもできます。
それが一般的な「史学科」の学びとは異なる「文化史」の強みです。

【Point2】国内外の研修で感性を磨く

歴史や文化の「ホンモノ」に触れる体験を重視します。
授業やゼミ合宿だけでなく、国内外の短期研修に参加することで一生モノの貴重な体験を重ねることができます。
現地へ実際に足を運び、美術館、博物館、神社仏閣、史跡、教会、宮殿などを見学し、仲間と楽しく語り合いながら本質を見極めるための力を養います。
研修

【Point3】想像力を育み視野を広げる

国や時代を越えてさまざまな他者に出会うことができます。
史料や「ホンモノ」に触れながら、自分とは異なる他者の存在やその内面を学び取ります。
ここで磨かれた想像力と異文化理解力は、多様性に富んだ現代社会を生き抜くための力となります。

文化史領域プレプログラム(専門基礎科目)

各領域の入門学修に欠かせない科目を、1年次に「プレプログラム」として履修します。
文化史領域のプレプログラムでは、各分野に幅広く触れながら自分の「好き」を探し、分野ごとの基礎知識と方法論を修得します。

文化史学序説

文化史領域のバラエティ豊かな分野別授業を詰め合わせた入門オムニバスです。
授業担当の教員が毎回変わるため、分野ごとの魅力や奥深さに触れることができます。
自分が好きな専門分野を見つけ、4年間の学びの方向性を考える授業です。
文化史学基礎演習

日本史概説・東洋史概説・西洋史概説

自分が学びたい地域を選択し、古代から近現代にいたる地域の歴史を概観します。政治や経済だけでなく、社会・文化・思想・国際関係など多種多様な切り口から歴史を多角的に考察します。時代の大きな流れを理解し、歴史のダイナミズムを楽しく学ぶことができます。
文化史概論

史学概論・美術史概論・哲学概論・宗教学概論・聖書学概論

自分が学びたい分野を選択し、分野ごとの基本的な研究方法や考え方を、学びます。
それぞれの分野で問題となっている主要な論点を理解し、アプローチの仕方や研究のリテラシーを習得します。自分の「好き」を探究していくための方法論が身につきます。
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卒業論文テーマ例

  • 戦国武将の饗宴から見る中世の食文化
  • ヒトラーの権力掌握と外交政策―「認識のずれ」による独裁者誕生―
  • 漢民族における霊魂と身体―死生観が現代中国に与えているもの―
  • ヨハネス・フェルメールの《手紙を書く女》―肖像画とトローニー―


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