理事長メッセージ

 皆さまには平素より清泉女子大学に温かなご⽀援とご協⼒を賜り、⼼からお礼申し上げます。本学は昨年(2020年)、創立70周年の節目を迎えました。70年前のアルバムをひもとくと、開学式の写真には、ひな壇に当時の首相や文部大臣の姿があり、多くの期待を受けての船出だったのだと改めて実感します。

 聖心侍女修道会のシスター方の一途な奮闘ぶりは、現在の大学敷地を購入する際にも発揮されました。寄付金を募るために海外にまで出かけ、さまざまな困難を乗り越えながら、困難な事業を成し遂げています。その先見性や行動力、情熱や実行力は、今なお本学を支える精神的な支柱となっています。

 これまで清泉女子大学からは、代々の教職員が手塩にかけて育てた卒業生が数多く巣立っていきました。そのお一人おひとりが大切な存在であり、卒業生の皆さまあっての清泉女子大学であることは言うまでもありません。数年前に隣接する土地を購入し、正門の周りが広く綺麗になりましたし、樹々の向こうに仰ぎ見る本館は、先だって国の重要文化財に指定されました。折に触れ、この島津山に戻ってきていただければ、こんなに嬉しいことはありません。

 ここまで順調に歩んできた清泉女子大学ですが、これからもその歩みを止めることなく、さらに発展していかねばなりません。ただ今の最大の願いは、一日も早く新型コロナが収束し、キャンパスに学生たちのにぎやかな声が戻ってくれることですが、押し寄せる少子化やデジタル化、社会の激しい変化に対しても、賢明に手を打っていく必要があります。これからも我々教職員は、高い志を持った学生たちを、力を尽くして育てて参りますので、今後とも皆さまの温かいお力添えとご協力を賜りますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。
sugiyama_rizi学校法人 清泉女子大学
理事長 杉山  晃