新学部の概要とメッセージ

総合文化学部と地球市民学部
~新しい清泉へ~
清泉女子大学は、2025年4月から総合文化学部と地球市民学部の2学部となります。

新学部の概要

総合文化学部

総合文化学部は、文学部4学科(日本語日本文学科・英語英文学科・スペイン語スペイン文学科・文化史学科)を発展的に改組し、1学部1学科3領域となります。
移行イメージ(総合文化学部)

地球市民学部

地球市民学部は、文学部地球市民学科を学部として独立させ、1学部1学科2領域となります。
移行イメージ(地球市民学部)

総合文化学部メッセージ

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近い将来、AIが人類の知能を超えると言われている現代。私たちは、「人間にしかできないことは何か」という命題に向き合っていかなければなりません。総合文化学部で学ぶ人文科学は、まさに「人間」について考える学問です。人間が作り上げた「文化」をさまざまな観点から学んでいくことで、今の時代を生き抜く自信を身につけてほしいと思います。

何よりも、人間の創造したものと向き合い、自分自身の想像力を磨いていく学びは、とても楽しいものです。自分の「好き」なことを見つけ、ワクワク・ドキドキしながら4年間を過ごしましょう。「好き」なことだからがんばれる。やりぬくことができる。その過程で身につく知識と能力は、きっとあなたの人生を支えてくれるものになるはずです。

地球市民学部メッセージ

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先を見通すことが困難な時代であるからこそ、ただ生きるのではなく、「よく」生きることを追求したい。社会課題解決のために、小さな一歩を踏み出せる人でありたい。そういう想いから、地球市民学部がうまれました。

でもここには、堅苦しい学びはありません。みなさんが安心して自分らしく成長していけるよう、授業は少人数のディスカッションが中心で、教室は笑顔であふれています。研究分野の選択肢は数多くあり、そこから自分の関心に沿ったテーマ「研究プロジェクト」をきめたら、少しだけチャレンジを広げて、大学の外に飛び出してみましょう。国内や海外のインターンシップ、ボランティアでの出会いはあなたの4年間を支え、キャリアに直接つながる学びを可能にします。

皆さんを後押ししてくれるサポーターとして、国内外の自治体や団体・企業があなたの少しのチャレンジを待っています。さあ、品川の島津山キャンパスからフィールドへ、あなたの学びを広げてみませんか。

新しい清泉の構造図

構造図

新学部のカリキュラム

基幹教育

建学の精神を核に、人生の「学びの幹」を育てる
基幹教育では、「まことの知・まことの愛」を求める建学の精神を核にしながら、大学4年間だけでなく、卒業後の人生でそれぞれに与えられた力を発揮できるよう「学びの幹」を育てます。

●必修科目で、将来を見つめて、確かな基礎を
1、2年次の必修科目では、一人ひとりの関心を引き出しつつ、大学の学びの基礎をしっかりと身につけます。2学部の専門の学びの土台となるスキルはもちろん、将来の自分の姿を描くためのキャリア教育、また、卒業後、社会のなかで自分の力を発揮するための外国語や情報スキル科目も充実させます。

●「清泉スタンダード」による強化
2025年度より、必修科目を「清泉スタンダード」としてまとめて連携を深め、一つ一つの授業の学びをより確実なものとしていきます。

●自由に、視野を広げ、社会を知る
選択科目も、専門とは異なる視野を広げられるように充実させます。ジェンダーや平和、SDGsに関する科目、現代社会について多様な観点から学べる科目など多彩な授業を、4年間、自分のペースや関心にあわせて学ぶことができます。2学部の学びを支え、広げ、社会への架け橋になるよう、基幹教育の学びを展開していきます。

総合文化学部

●3領域で構成
日本文化領域・国際文化領域・文化史領域の3領域で構成されます。学生はいずれかの領域に所属しますが、他領域の科目も自分の専門として学ぶことができます。

●段階的に調査・分析能力等を磨く
専門コア科目は、演習系の科目を中心に構成されます。1年次から卒業論文・卒業プレゼンテーションを見据えて段階的に学修を進め、調査・分析能力、問題解決力、プレゼンテーション能力を磨きます。

●1年次から専門科目を履修
プレプログラムは、1年次に学べる専門分野の入門科目で構成されます。他領域のプレプログラム科目も履修可能。専門の学びを経験した上で、所属領域の変更も可能です。

●より深く・より広く
2年次から選択できるプログラムは、各自の興味関心にあわせて、多様な履修モデルの中から選ぶことができます。所属領域の学びを深掘りするプログラムや、3領域を横断する幅広い学びのできるプログラムなどが用意されます。

地球市民学部

●2領域で構成
地域貢献や国際協力などの分野を学ぶ「地域共生領域」と、デザインやメディア、ビジネスなどの分野を学ぶ「ソーシャルデザイン領域」で構成されます。学生は領域を横断して全ての科目を履修することができます。

●思考法・表現法を身につける
1、2年次に、大学生としての学び方や思考法・表現法を学ぶことで、自立した学修者として、自分に必要な知識やスキルを選択しつつ学ぶことができるようになります。

●関心のあるテーマを選ぶ
環境、平和、心理、日本語教育、A I、地域活性化、教育など、たくさんの選択肢から、自分にぴったりのテーマが見つかります。

●学外の協力を得て、研究プロジェクトを実施する
関心あるテーマに沿った内容で学内での研究を進めながら、学外でボランティアやインターンシップ・フィールドワークを行います。自治体や企業・団体の協力を得ながら、社会経験から学びを深めます。(ご参考:現在の取り組み