理事長メッセージ

清泉女子大学へようこそ
 清泉女子大学は、カトリックの聖心侍女修道会が設立母体となって1950年に設立されました。すでに70年の歴史を有し、これまで多くの優秀な卒業生を送り出しています。聖心侍女修道会は、19世紀の後半にスペインで誕生し、今日に至るまでヨーロッパやアメリカ大陸、アジアなどの国々で、地域に根ざした教育・社会活動を展開してきています。日本では本学の他に小学校、中学校、高等学校など7つ教育機関の設立を実現しています。
 本学を創立したアルゼンチン出身のエルネスティナ・ラマリョは、戦前(1934年)に来日した聖心侍女修道会の4人のシスターのひとりでした。語学が堪能で、意志が強く、行動力に富む女性だったようです。戦火の激しかった時代も日本にとどまり、戦後、東奔西走し、一途な祈りも実をむすび、本学の設立にこぎつけました。開学式の写真を見ると、式典に当時の首相や文部大臣の姿もあり、本学の女子教育に対する期待のほどがうかがえます。
 清泉女子大学は、キリスト教ヒューマニズムを建学の精神に掲げ、「まことの知・まことの愛」の追究をめざしています。正しい知を身につけ、世のため人のために役立てようという強い願いと、常に弱者の側に立つんだという揺るぎない決意を日々新たにしている大学です。そんな息吹が感じられるキャンパスにぜひ一度訪れてみてください。お待ちしております。
p03_MG_1045_0330_hk0323のコピー理事長 杉山晃