教育研究上の目的

学則に大学・学部・各学科の目的を、大学院学則に大学院・研究科・各専攻の目的を、それぞれ以下のとおり定めている。
【大学の目的(学則第1条)】
本学は、教育基本法及び学校教育法に準拠し、広く知識を授けるとともに深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させ、キリスト教的世界観に立ち、高い知性と豊かな教養をそなえ、奉仕的精神に富む女性を養成することを目的とする。
【文学部の目的(学則第4条第2項)】
文学部は、キリスト教世界観に立つ本学の建学の理念に基づき、広い知識を授けるとともに深く学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させ、高い知性と豊かな教養をそなえ、奉仕的精神に富む女性を養成することを目的とする。
【各学科の目的(学則第4条第5項)】
1 日本語日本文学科は、日本語学・日本古典文学・日本近代文学の三分野において豊かな教養と深い専門的知識を授けるとともに、日本語及び日本文学の知見に立って、国際社会に貢献できる、論理的な思考力と優れた表現力を備えた人材の育成を目的とする。
2 英語英文学科は、英語の基本技能(読む、書く、話す、聴く)の習得を専門分野の学修に有機的に繋げ、英語学と英米文学を中心とした英語で書かれた文学における専門的知識を授けるとともに、広い視野と深い教養で、国際社会に貢献できる人材の育成を目的とする。
3 スペイン語スペイン文学科は、スペイン語及びスペイン語で書かれた文学の学修を通じて、広い視野と深い教養を育み、これによって得られた語学力と多様な文化への理解をもって、国際社会に貢献できる人材の育成を目的とする。
4 文化史学科は、人間の精神的営為を基盤に形成されてきた文化に関する教育と研究を行う。歴史・美術史・思想史・宗教史の四分野から構成され、専門分野ならびに関連分野を学修することにより、広い視野から諸文化を考察できる人材の育成を目的とする。
5 地球市民学科は、学生の主体性・責任感・協調性を培い、判断・批判・対話・創造・実践の能力を向上させ、地球社会の諸問題を国家や民族の枠組みを超えて、人類の共生という視点から解決していく人材の育成を目的とする。
【大学院の目的(大学院学則第2条)】
本学大学院は、キリスト教世界観に立つ本学の建学の理念に基づき、総合的かつ精深・高度な学識を授けるとともに、教員と学生が研究や討論の場を通じて学術研究の成果を挙げ、専門的知識と研究能力を備えた国際社会に活躍し得る人材を育成し、文化の進展に寄与することを目的とする。
【研究科(博士課程)の目的(大学院学則第4条第2項)】
博士課程は、専攻分野について研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。
【研究科(修士課程)の目的(大学院学則第4条第3項)】
修士課程は、広い視野に立って精深な学識を授け、専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を養うことを目的とする。
【各専攻の目的(大学院学則第5条第3項)】
1 人文学専攻は、言語文化と思想文化の有機的統合による新しい視点からの学際的かつ総合的な研究と教育を行い、高度な専門知識と研究能力を持つ人材の育成を目的とする。
2 言語文化専攻は、文学、言語及び第二言語教育の研究において、体系的・総合的・横断的に学識を深め、幅広い視野と高い専門性を持つ人材の育成を目的とする。
3 思想文化専攻は、哲学、宗教学、美術史学及び文化史学において、人間の思考活動を基盤に形成された思想文化に関する研究と教育を行い、他分野をも兼修することにより、諸文化を広い視野から深く考察できる人材の育成を目的とする。
4 地球市民学専攻は、地球社会論と多文化理解とをフィールドワークで結びつつ、地球的に考え、各地で活動する人びとのための、学際的かつ実際的な研究と教育を行い、地球市民的な視野と知識で高度な職業や社会活動を実践する人材の育成を目的とする。

教育目標

建学の精神の達成のため、本学は『VERITAS et CARITAS(まことの知、まことの愛)』をモットーとし、少人数教育による人格的触れ合いを通して、以下の目標の達成を目指す。


1. 学問研究を通して、人間の本質、人間相互の関係、人間と環境との関係について認識を深め、個々の文化の個性を尊重しつつ、普遍的な真理を求める。

2. 思考力・判断力・表現力・行動力を培い、学問及び現実の問題に真に自由な立場から取り組むことのできる主体的人格の形成に努める。

3. 自己と他者の人間性をかけがえのないものとして尊重し、広い人間愛の立場から、人類社会の一員としての責任を果たす。