土曜自由大学
春と秋の土曜日に行っている無料講座「土曜自由大学」のご案内です。
土曜自由大学とは
本学の「人文科学研究所」「キリスト教文化研究所」と「品川区」が共催で、春は5月、秋は10月の土曜日に行っている無料の公開講座です。各分野の専門家の講義を一般の方に聴いていただこうという趣旨の講座です。品川区を通じてお申し込みいただけます。ぜひご参加ください。

第44回土曜自由大学(秋のコース)プログラム
2026年10月10日(土)
13:10~
開講式挨拶
清泉女子大学 キリスト教文化研究所長 井上 まどか (いのうえ まどか)13:20~14:40
●テーマ
分断から和解へ:ルワンダから学ぶ記憶の語りとは
●講演要旨
戦争、虐殺、民族紛争といった暴力体験は、社会とそこに生きる人々の関係を深く分断する。暴力を経験した社会は過去と向き合い、分断から共生への道を模索しなければ ならない。何が語られ、何が忘却されるかを定めることは国家の重要な役割であり、その語りのあり方は和解と社会の再建に深く影響する。
しかし、個人の体験が公式の歴史と相反するとき、許される語りが制限されているとき、 人々はどのようにして真に過去と向き合い、和解へと進むことができるのか。
本講演はルワンダの虐殺後の国家形成と和解のプロセスを軸に、記憶、忘却、そして「語り」が和解の可能性をいかに開き、あるいは閉ざすかを考察する。講師は2005年より幼少期をルワンダで過ごし、その後も研究を通じて和解の現場に関わり続けている。
●講師
清泉女子大学地球市民学部専任講師 佐々木 萌 (ささき もえ)
分断から和解へ:ルワンダから学ぶ記憶の語りとは
●講演要旨
戦争、虐殺、民族紛争といった暴力体験は、社会とそこに生きる人々の関係を深く分断する。暴力を経験した社会は過去と向き合い、分断から共生への道を模索しなければ ならない。何が語られ、何が忘却されるかを定めることは国家の重要な役割であり、その語りのあり方は和解と社会の再建に深く影響する。
しかし、個人の体験が公式の歴史と相反するとき、許される語りが制限されているとき、 人々はどのようにして真に過去と向き合い、和解へと進むことができるのか。
本講演はルワンダの虐殺後の国家形成と和解のプロセスを軸に、記憶、忘却、そして「語り」が和解の可能性をいかに開き、あるいは閉ざすかを考察する。講師は2005年より幼少期をルワンダで過ごし、その後も研究を通じて和解の現場に関わり続けている。
●講師
清泉女子大学地球市民学部専任講師 佐々木 萌 (ささき もえ)
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院にて修士課程終了。平和と紛争学、和解学、記憶のポリティックス、開発学を専門とする。東アフリカ、アジア、ラテンアメリカ諸国での開発・人権分野での実務を経て、平和構築の研究と実践に従事。主な社会活動は、東北アジア地域平和構築インスティチュートで副運営委員長、東アジア平和ダイアログ運営委員。
14:50~16:10
●テーマ
『春の城』への道:石牟礼道子の口承による記憶、和解、そして希望の物語
●講演要旨
石牟礼道子 (1927-2018) は、独特で先駆的な口承文学のスタイルで50冊以上の作品を著しました。彼女の作品は、社会の過剰な物質的進歩への欲望によって抑圧された人々への深い関心と社会活動を反映しています。水俣病や島原の乱といった出来事を題材にした作品を通して、読者は記憶、和解、そして希望に積極的に向き合うよう促されます。本講演では、石牟礼道子の文学、特にその口承文学のスタイルと、私が彼女の作品を翻訳した際の取り組みについてご紹介します。
●講師
元清泉女子大学英語英文学科教授 Bruce Allen (ブルース アレン)
『春の城』への道:石牟礼道子の口承による記憶、和解、そして希望の物語
●講演要旨
石牟礼道子 (1927-2018) は、独特で先駆的な口承文学のスタイルで50冊以上の作品を著しました。彼女の作品は、社会の過剰な物質的進歩への欲望によって抑圧された人々への深い関心と社会活動を反映しています。水俣病や島原の乱といった出来事を題材にした作品を通して、読者は記憶、和解、そして希望に積極的に向き合うよう促されます。本講演では、石牟礼道子の文学、特にその口承文学のスタイルと、私が彼女の作品を翻訳した際の取り組みについてご紹介します。
●講師
元清泉女子大学英語英文学科教授 Bruce Allen (ブルース アレン)
元清泉女子大学英語英文学科教授。石牟礼道子の小説『春の城 』と『天湖』、能『不知火』の翻訳者。『今昔の物語集』90篇の翻訳者。”Ishimure Michiko's Writing in Ecocritical Perspective" の共編者。
2026年10月17日(土)
13:20~14:40
●テーマ
余白からの語り:吉田喜重とメキシコ
●講演要旨
映画監督・吉田喜重は、1984年に著書『メヒコ 歓ばしき隠喩』 (岩波書店) を刊行しました。17世紀メキシコを訪れたサムライを題材とした映画企画をきっかけに、約5年にわたるメキシコ滞在の経験から生まれた作品です。本講演では、歴史や文化の「余白」に目を向けた吉田の視線を通して、昭和日本におけるメキシコ像と他者理解のあり方を考えます。
●講師
清泉女子大学地球市民学部教授 長野 太郎 (ながの たろう)
余白からの語り:吉田喜重とメキシコ
●講演要旨
映画監督・吉田喜重は、1984年に著書『メヒコ 歓ばしき隠喩』 (岩波書店) を刊行しました。17世紀メキシコを訪れたサムライを題材とした映画企画をきっかけに、約5年にわたるメキシコ滞在の経験から生まれた作品です。本講演では、歴史や文化の「余白」に目を向けた吉田の視線を通して、昭和日本におけるメキシコ像と他者理解のあり方を考えます。
●講師
清泉女子大学地球市民学部教授 長野 太郎 (ながの たろう)
東京大学大学院博士課程単位取得退学。専門はラテンアメリカ地域のポピュラー文化研究。現在は、旅行記などの著作の分析を通して、他者認識と表象の問題を考察している。近年の論文として「鶴見俊輔が見たメキシコ : 廃墟から立ち上がる社会の透写図」、「イザベラ・バードの『日本奥地紀行』(1880)における文明化と伝道へのまなざし」、「戦後昭和における冒険旅行を考える―遠心性の誘惑にとらわれた若者たち―」など。
14:50~16:10
●テーマ
日本の戦争とガザのジェノサイド:記憶がつなぐ平和への希望
●講演要旨
ガザでイスラエル軍の攻撃が続き、夥しい犠牲が出続けています。なぜこんな残忍なことができるのかという声を聞くことがありますが、同様の破壊を日本の人びとは原爆を含む都市空襲というかたちで経験しています。また、日本軍はアジア大陸で数千万ともいわれる犠牲をもたらしました。死者を生き返らせることはできずとも、大量殺戮の体験者が残した言葉の中に戦争を繰り返さないためのヒントを見出すことはできるはずです。戦後81年、薄れつつあるアジア太平洋戦争の記憶を未来の平和に活かすために何ができるのかともに考えたいと思います。
●講師
同志社大学人文科学研究所嘱託研究員 役重 善洋 (やくしげ よしひろ)
日本の戦争とガザのジェノサイド:記憶がつなぐ平和への希望
●講演要旨
ガザでイスラエル軍の攻撃が続き、夥しい犠牲が出続けています。なぜこんな残忍なことができるのかという声を聞くことがありますが、同様の破壊を日本の人びとは原爆を含む都市空襲というかたちで経験しています。また、日本軍はアジア大陸で数千万ともいわれる犠牲をもたらしました。死者を生き返らせることはできずとも、大量殺戮の体験者が残した言葉の中に戦争を繰り返さないためのヒントを見出すことはできるはずです。戦後81年、薄れつつあるアジア太平洋戦争の記憶を未来の平和に活かすために何ができるのかともに考えたいと思います。
●講師
同志社大学人文科学研究所嘱託研究員 役重 善洋 (やくしげ よしひろ)
京都大学大学院博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は、パレスチナ研究・キリスト教史・政治思想研究。同志社大学人文科学研究所嘱託研究員。敬愛大学非常勤講師。NPO法人ピースデポ研究員。著書に、『ピース・アルマナック2026』(共著、緑風出版、2026年)、『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム―内村鑑三・矢内原忠雄・中田重治におけるナショナリズムと世界認識』(インパクト出版会、2018年)など。
申し込み方法
必要事項
往復はがきに「清泉女子大学“土曜自由大学”」と明記し、
以下をご記入のうえ、下記宛にお送りください。
・住所
・氏名(ふりがな)
・年齢
・連絡先電話番号
・視覚、聴覚等の配慮希望の有無
〒140-8715 品川区広町2-1-36
品川区文化観光戦略課 生涯学習係 まで
※品川区ホームページから電子申請もできます。
以下をご記入のうえ、下記宛にお送りください。
・住所
・氏名(ふりがな)
・年齢
・連絡先電話番号
・視覚、聴覚等の配慮希望の有無
〒140-8715 品川区広町2-1-36
品川区文化観光戦略課 生涯学習係 まで
※品川区ホームページから電子申請もできます。
品川区ホームページの電子申請からお申込みください。
申込期間(秋のコース)
9月1日(火)~ 9月17日(木)〈必着〉
受講にあたって
| 受講料 | 無料 |
| 受講対象者 | 16歳以上で受講を希望される方 |
| 定員 | 150名(定員を超えた場合は抽選)抽選の結果は9月28日以降になります。 |
| 会場 | 清泉女子大学 2号館4階 240教室 |
| 受講上の 注意 | ・受講には品川区発行の受講証が必要です。 受講を希望される方は、必ず申込手続きをお取りくださいますようお願いいたします。 ・いただいた個人情報は(1)出席簿の作成(2)事務連絡(3)統計資料作成を目的に使用させていただきます。 |
お問い合わせ先
品川区文化観光戦略課 生涯学習係
TEL:03-5742-6837(直) FAX:03-5742-6893
品川区文化観光戦略課 生涯学習係
TEL:03-5742-6837(直) FAX:03-5742-6893