清泉女子大学

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土曜自由大学

春と秋の土曜日に行っている無料講座「土曜自由大学」のご案内です。

土曜自由大学とは

本学の「人文科学研究所」「キリスト教文化研究所」と「品川区」が共催で、春は5月、秋は10月の土曜日に行っている無料の公開講座です。各分野の専門家の講義を一般の方に聴いていただこうという趣旨の講座です。品川区を通じてお申し込みいただけます。ぜひご参加ください。

土曜自由大学

第37回土曜自由大学(春のコース)プログラム

5月11日(土)


13:00~開講式挨拶
清泉女子大学 人文科学研究所長  木村 琢也(きむら たくや)
品川区 文化観光課長       古巻 祐介(ふるまき ゆうすけ)

13:10~14:40●テーマ

[ラテンアメリカ文学1]

二つの文化と言語の狭間で
 ―アルゲダスの苦闘―


●講演要旨

 アルゲダス(1911-1969)はペルーを代表する作家である。『深い川』『ヤワル・フィエスタ』といった小説を通じて世界的に知られている。白人系でありながら十代の半ばまで先住民インディオと生活を共にし、彼らの世界観や感受性に通じていた。大自然と生きるアンデスの人々の豊かな内面世界を描くことのできた作家である。二つの異なる言語と文化を生きるとはどういうことか、アルゲダスが体験した苦悩について考えてみたい。

●講師

清泉女子大学スペイン語スペイン文学科教授  杉山  晃(すぎやま あきら)

1950年ペルー、リマ市生まれ。清泉女子大学前学長。東京外国語大学スペイン語科卒。同大学院修士課程修了。UNED(スペイン国立遠隔教育大学 )博士課程単位取得。著書にラテンアメリカ文学を紹介した『南のざわめき』『ラテンアメリカ文学バザール』(共に現代企画室)、訳書にリョサ『都会と犬ども』(新潮社)、ルルフォ『燃える平原』(岩波文庫)、アルゲダス『深い川』(現代企画室)、レイローサ『アフリカの海岸』(彩流社)など。


14:50~16:20

 
●テーマ

[ラテンアメリカ文学2]

文学の力、ことばの力
 ―キューバの作家たちの挑戦―


●講演要旨


 カリブ海に浮かぶ島キューバでは1959年、カストロ率いる反政府勢力が親米のバティスタ政権を倒し、社会主義革命政権を成立させました。ラテンアメリカの文学者たちの多くが最初はキューバ革命を支持し、その熱狂はラテンアメリカ小説の世界的「ブーム」の原動力となりましたが、その一方でキューバ国内の一部の作家たちは、表現の自由を制限しようとする強硬なカストロ政権と直接対峙せねばなりませんでした。文学が政治と向き合うとはどういうことか、文学はどんな力を持ち得るのかあるいは持ち得ないのか、何人かの作家を取り上げて検証していきます。
 

●講師

東京大学大学院総合文化研究科教授  斎藤 文子(さいとう あやこ)

1956年東京都生まれ。東京大学教養学部卒、米国Rice大学大学院修士課程修了。日本イスパニヤ学会会長。共著に『彼方からの声』(東京大学出版会)、『日本・スペイン交流史』(れんが書房新社)など、訳書にL・バレンスエラ『武器の交換』(現代企画室)、A・ルイ=サンチェス『空気の名前』(白水社)、R・ボラーニョ『はるかな星』(白水社)、共訳書にセルバンテス『模範小説集』(水声社)など。


5月25日(土)

13:10~14:40

 
●テーマ

[日本の怪異1]

日本の幽霊・妖怪
 ―江戸時代の怪談理解の前提として―


●講演要旨

 幽霊や妖怪の登場する怪談は日本の文化の一つと言え、日本人の霊魂観や信仰などと大きく関わっています。まずは、幽霊・妖怪の主な研究史を辿り、なぜ怪異譚が関心を持たれたか、そして幽霊のイメージが古典の時代の中でどう変容して行ったかを概観します。その上で、江戸時代に流行した怪談の面白さを、「多様な読みの可能性」という観点から御紹介してみたいと思います。現代の「怪異ブーム」のルーツを知る一助となれば幸いです。

●講師

清泉女子大学学長・日本語日本文学科教授  佐伯 孝弘(さえき たかひろ)

1962年佐賀県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。日本近世(江戸時代)文学専攻。近世前期の小説、特に江島其磧の気質物を中心に浮世草子や、怪談、笑話の研究を行っている。怪談と笑話は一見正反対のようだが、理性・常識を逸脱した局面で人間の本質を切り取って見せる点が共通する。著書に『江島其磧と気質物』(若草書房)、共編著に『八文字屋本全集』全23巻(汲古書院)、『浮世草子研究資料集成』全8巻(クレス出版)、『古典文学の常識を疑う』(勉誠出版)など。


14:50~16:20

 
●テーマ

[日本の怪異2]

怪談の変容
 ―明治から現代へ―

             
●講演要旨


 江戸時代に隆盛を誇った怪談は、明治初期には「迷信の温床」とみなされ、いったん廃れます。ところが明治40年前後に復権し、文壇では怪談ブームが巻き起こりました。このブームは昭和初期まで継続します。翻って現代では「実話怪談」「怪談実話」と呼ばれる新たなジャンルが生まれ、怪談師なる方々が旺盛な活動を展開しています。こうした動きの背景には何が潜んでいるのでしょうか。考える機会を提供できれば幸いです。
 

●講師

横浜国立大学教育学部教授  一柳 廣孝(いちやなぎ ひろたか)
1959年和歌山県生まれ。愛知県出身。名古屋大学大学院博士後期課程満期退学。日本近現代文学・文化史専攻。明治期の心霊学受容や催眠術ブーム、フロイト精神分析の移入、怪談の流行といった文化現象の分析を通じて、近代以降における日本人の霊魂観の変容について研究を進めている。著書に『無意識という物語』(名古屋大学出版会)、『催眠術の日本近代』(青弓社)、『怪異の時空』全3巻(監修、青弓社)、『妖怪文化の伝統と創造』(共著、せりか書房)など。

申し込み方法

必要事項往復はがきに「清泉女子大学"土曜自由大学"希望」として、
以下をご記入のうえ、下記宛にお送りください。
・住所
・氏名(ふりがな)
・年齢
・性別
・連絡先電話番号

〒140-8715  品川区広町2-1-36
  品川区文化観光課  生涯学習係 まで

※品川区ホームページから電子申請もできます。(4月1日~)
申込期間(春のコース)4月1日(月)~ 4月24日(水)〈必着〉

受講にあたって

受講料無料
受講対象者16歳以上で受講を希望される方
定員300名(定員を超えた場合は抽選)
会場清泉女子大学 2号館4階 240教室
受講上の注意・受講には品川区発行の受講証が必要です。
 受講を希望される方は、必ず申込手続きをお取りくださいますようお願いいたします。
・いただいた個人情報は(1)出席簿の作成(2)事務連絡(3)統計資料作成を目的に
 使用させていただきます。
お問い合わせ先

品川区文化観光課 生涯学習係     TEL:03-5742-6837(直)  FAX:03-5742-6893 
 

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