発展協力会のご紹介

清泉女子大学発展協力会は、本学の財政基盤の強化と本学の使命達成に寄与することを目的として、1996年に設立された学内の募金機関です。卒業生とそのご家族、在学生のご家族、教職員、各企業や一般有志の方など、多くの会員の皆様から継続的なご支援をいただくことにより、大学を支えてまいりました。皆様からいただいたご寄付については、本学の教育・研究活動の充実や学生支援の拡充に向けた取り組みなどに活用させていただいております。
今後とも、皆様のご理解と温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

活動報告

皆様からのご寄付は、本学の学生支援や教育・研究活動の充実に向けた貴重な資金として活用させていただいております。

<これまでのご寄付活用例>
グローバル人材育成のための支援金グローバル化を促進するための各種検定試験の受講料補助や大学院生の海外での研究活動に関わる支援
チャレンジ支援奨学金
奨学金の趣旨に沿う学生の正課外におけるチャレンジングな活動の支援
学業奨励奨学金
成績優秀者に対し賞状とともに給付奨学金を支給
発展協力会貸与奨学金
授業料相当額の貸付奨学金を支給
キャンパスキャスト等への支援
オープンキャンパスや就職支援など教職員と協働して行う清泉キャンパスキャストによる各種活動に対する謝礼として図書カードを配付
ボランティア支援
被災地をはじめとするボランティア活動に関わる学生の活動費の支援
ラファエラ・アカデミア受講サポート
学生の講座受講料を割引または無料にして幅広い受講を支援
発展協力会寄附講座
一日講座や通常講座の講師料を支援
新型コロナウイルス感染症防止・オンライン授業環境整備に係る学生支援
給付奨学金の支給、オンライン授業受講のためのPC・通信機器の支援など

発展協力会活動報告書

会員の皆様向けに活動報告書を年1回発行しています。
報告書には、皆様からいただいたご寄付の使い道や、ご支援をいただいている学生に関する記事などを掲載しています。

支援を受けた学生の活動のご紹介

チャレンジ支援奨学金 スペイン語スペイン文学科2年(2021年度)H.Yさん            
―現地での具体的な活動について教えてください。
 約1 か月間、小笠原海洋センター職員の指導で、ウミガメの飼育と産卵・ふ化率の調査、卵の保護活動などを行いました。
 ウミガメの飼育については、毎日、水槽掃除や餌やりを行いました。産卵・ふ化率調査では、産卵巣を掘り起こして、卵が産み落とされてからの日数をカウントしたり、ふ化した後の殻を数え、どのくらいの割合でふ化できたのかなどを調べたりしました。また、ふ化した稚ガメが海よりも街の明かりに誘引され、街へ歩いていってしまうことを防ぐため、海洋センターのふ化場に作った
産卵層に、街に近い海岸で産卵された卵を埋める保護活動も行いました。ウミガメは1 回で100 個程度の卵を産むので、それら を全て手作業で埋めるのは大変な作業でした。
―活動による学びや気づきについて教えてください。ネット掛け作業(web掲載)
 小学生の頃から環境問題に興味を持っていましたが、今回初めて実践による学びを得ることができました。このボランティアに 参加したことにより、環境問題やウミガメについて詳しく知ることができただけでなく、環境問題に対する意識もさらに向上した と思います。 また、このボランティアでは、私たちの身近な問題である、マイクロプラスチックについても理解を深めることができました。 プラスチックの問題は深刻ではありますが、私たち1 人ひとりが意識して変えていけば、必ず解決できる問題だと私は思います。

学業奨励奨学金 スペイン語スペイン文学科3年(2020年度)E.Hさん         
―本奨学金をどのように活用したいと考えていますか。また、今後の目標についても聞かせてください。
 今回いただいたご支援は、検定試験の受験料や参考書代だけでなく、スペイン語を通して世の中に貢献できる人材となることを めざし、自らの見聞を広めるためにも活用させていただこうと考えています。
 今後は、地元で教員になることを目標に、引き続き知識を深めるとともに、どのように学ぶか/教えるかに焦点を当てて学修に 取り組んでいきたいと思います。
―後輩たちに向けて、チャレンジしておいた方が良いと思うことや学生生活におけるアドバイスなど、エールをお願い します。
 私自身、コロナ禍で気持ちが塞ぎ込んでしまうことが多く、机に向かえない日もありましたが、「奨学金をくださった皆さまの ご期待に添えるよう頑張りたい」と、新たに心に火が灯るきっかけとなりました。発展協力会会員の皆様のご支援に心から感謝申 し上げます。今後も清泉女子大学の一員としてより一層精進してまいります。

大学院海外研究活動奨励金 修士課程 思想文化専攻 2年(2018年度)N.F. さん  
 私は現在、「初期ネーデルラント絵画における書を読むマグダラのマリアの象徴的意味」というテーマで研究をしています。初期ネーデルラント絵画とは、現在のオランダ、ベルギー、ルクセンブルクの3ヶ国を合わせた地域であり、時代としては15世紀前半に描かれた絵画のことを指します。また、初期ネーデルラント絵画における特徴の一つに、同地域において描かれた絵画の多くは「デヴォーショナル・イメージ」として用いられていたということが挙げられます。デヴォーショナル・イメージとは、簡単に言えば、祈りを捧げるときにその人の信心を促すために用いる絵画のことを言います。現在の私たちは絵画を美術館で鑑賞することが多いと思いますが、15世紀のネーデルラント地域においては、それらの絵画は鑑賞するものというよりも、自身の信仰を促すための道具の一つとして用いられていました。そのため、たとえば百合が聖母の純潔を象徴するように、絵画に描かれているモチーフにはそれぞれ多様な意味が含まれていることがあります。そして、その事例の一つに書を読む聖女の図像が挙げられます。
 初期ネーデルラント絵画では、主に聖母、カタリナ、バルバラなどの聖女らが書を読む姿で描かれる傾向がみられ、それらの聖女は徳や知識の高さで知られており、それぞれ書物とともに描かれる由来があります。一方で、マグダラのマリアは、娼婦であったものの改悛し、キリストの磔刑や埋葬、復活に立ち会った聖女として一般的に知られており、他の聖女たちのように書物と共に描かれる由来がありません。
 しかし、初期ネーデルラント派の画家であるロヒール・ファン・デル・ウェイデンは《祈禱書を読むマグダラのマリア》(ロンドン、ナショナル・ギャラリー)という作品を残しています。同地域において、マグダラのマリアが書を読む姿で描かれることは少なく、初期ネーデルラント派においては、ロヒールが描いた本作のみが、書を読むこの聖女の図像として確認できます。以来、なぜロヒールは書を読む姿のマグダラのマリアを描いたのかということに関心を抱き、本作を中心に書を読む聖女の研究をしています。
 そこで本奨励金を活用して、昨年の3月上旬にイギリスのロンドンを訪れ、ナショナル・ギャラリーに所蔵されている本作品の鑑賞、および文献資料の入手を目的とした研究調査を実施しました。今回の海外調査では、数え切れないほどの作品を見ましたが、そのなかに書を読む聖女の図像は数多くあっても、書を読むマグダラのマリアの図像は、本作を含め、ほんの数点しか見られないということが分かりました。それら数点の作品は本作よりも後に制作された作品であるため、書を読むマグダラのマリアの図像研究を行うためには、ロヒールの《祈禱書を読むマグダラのマリア》について研究する必要があると改めて実感することができました。今後の研究活動の展望としては、引き続きネーデルラント絵画において、書を読むマグダラのマリアの図像がどのように派生し、どのような意味を帯びていったのかについて研究したいと思います。


寄付の方法

*発展協力会へのご寄付の場合は、ご寄付者のお名前を広報誌などに掲載させていただきますので、匿名をご希望の方は発展協力会事務局までご連絡をお願いいたします。
*本学にご寄付をいただいた場合には、税制上の優遇措置が受けられます。

インターネットを利用した方法

 クレジットカード決済によりご寄付いただけます。右のボタンから、寄付お申込みのページに移動し、お手続きをお願いします。本学が寄付の決済代行を委託している株式会社エフレジ「F-REGI寄付支払い」でのお手続きとなります。
 なお、払込受領証をもって領収書に代えさせていただきますが、払込受領証は所得税の確定申告で所得の控除を受ける際に必要となりますので、大切に保管していただくようお願いいたします。
インターネットからのお申込み

ゆうちょ銀行・郵便局を利用した方法

 本学所定の払込用紙をご利用いただきますと、払込料無料でお振り込みいただけます。ご希望の方には、払込用紙を郵送いたしますので、発展協力会事務局までお申し出ください。
 卒業生の方は、学報『おとずれ』に同封される『払込取扱票』(小型版)を使用し、最寄のゆうちょ銀行・郵便局でお払い込みください。
【郵便振替口座】
 加入者名: 学校法人 清泉女子大学発展協力会口
 口座番号: 00190-3-540354

コンビニエンスストアを利用した方法(卒業生の方)

卒業生の方は、学報『おとずれ』に同封される、お名前と金額が記載された『払込取扱票』(A4版)をお近くのコンビニエンスストアにお持ちいただき、払い込みをしていただくことが可能となっております。
 印字金額以外の金額をお支払いいただく場合は、金額を訂正の上、ゆうちょ銀行・郵便局でのお払い込みをお願いいたします。

本学窓口でのご寄付の方法

本学事務局財務課窓口にて、現金によるご寄付を直接お受けすることができます。

寄付者ご芳名

清泉女子大学発展協力会の活動にご賛同いただき、ご寄付くださいました方々へ感謝の意を込めまして、ご芳名を掲載させていただきます。
寄付者芳名録
・2023年4月1日から2024年3月31日までにご寄付いただいた方を掲載いたします。
・匿名をご希望の方につきましては掲載を控えさせていただきますので、発展協力会事務局までご連絡をお願いいたします。

発展協力会Q&A

これまでに寄せられたご質問の中から、よくいただくご質問とその回答を掲載しております。
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Q.発展協力会の目的や組織について教えてください。
A.「大学の財政基盤の確立および使命達成に寄与する」ことを目的として、1996年に発足した学校法人清泉女子大学の募金機関です。当会は、大学への寄付募集に関する企画立案とその運営を行うとともに、皆様からお寄せいただいた寄付金を有効に活用させていただくため、その使途等について検討し、大学へ提案を行っています。

大学を取り巻く環境が年々厳しさを増すなか、教育・研究活動を持続的に発展させていくためには、なお一層大学の財政基盤を強固なものとする必要があります。発展協力会は、こうした背景を踏まえ、卒業生、教職員をはじめとする関係者が協力して寄付を募り、財政的に大学を支援しようという趣旨で創設され発展してきた組織です。
Q.寄付金の主な使途について教えてください。
A.寄付金は、教育研究活動の充実や施設設備等の環境整備、学生支援の拡充のために活用させていただいております。具体的には、奨学金、グローバル人材育成のための支援、ボランティア活動支援、キャンパスキャスト(大学行事等でサポート活動をする学生)への支援などに役立たせていただいております。

詳細につきましては、活動報告をご参照ください。
Q.寄付金の使途はどのようにして決められるのでしょうか。
A.発展協力会常任委員会(発展協力会の運営のために設置された委員会)の議を経て、大学の理事会の承認に基づき決定されます。常任委員会での審議に際しては、大学側より、大学が現在必要としている諸費用について、事前に常任委員会にその希望が伝えられます。
Q.発展協力会への入会・退会の手続きについて教えてください。
A.当会へのご寄付は任意のものであり、当会への入退会はご随意に行っていただけます。
本会の趣旨にご賛同のうえ、任意でお決めいただいた金額をご寄付いただいた際に、ご本人に特段のご異論がない限り、その時点で本会に入会の手続きをとられたものとし、会員として登録させていただきます。
なお、退会を希望される場合は、発展協力会事務局までご連絡をお願いいたします。
Q.会員区分には、どのようなものがありますか。
A.「個人会員」と「法人会員」がございます。
原則、個人会員は年額一口5千円以上、法人会員は年額一口10万円以上とさせていただいておりますが、一口未満のご寄付もありがたくお受けしております。

個人会員につきましては、①卒業生及び本学に在籍したことがある方、②卒業生や在学生のご父母及びそのご家族、③本学の現旧教職員、④一般有志の方を対象としております。なお、在学生につきましては、ご父母・保護者の皆様にお願いしている学園募金によるご寄付をお願い申し上げます。
また、30万円以上を一括でご寄付いただいた方、および寄付金の額が累計で30万円以上に達した方は「終身会員」として遇させていただきます。事務局より終身会員に切り替わった旨ご通知申し上げますので、特に手続きをしていただく必要はございません。終身会員となられた方からのご寄付につきましても、ありがたくお受けしております。

法人会員につきましては、本会の趣旨に賛同されてのご寄付であることを事前に確認させていただいたうえで、入会手続き(寄付金の受領)をさせていただきます。
Q.寄付のお申込み方法を教えてください。
A.寄付のお申込みは、①コンビニエンスストア、②ゆうちょ銀行・郵便局、③銀行振込、④インターネット(クレジットカードによるご寄付)、⑤本学財務課窓口などの方法がご利用いただけます。また、事前の手続きにより、銀行口座の自動引き落としによるご寄付も可能です。
お手続きの詳細につきましては、こちらをご覧ください。
Q.クラス会やクラブのOG会など、グループによる寄付をすることはできますか。
A.個人ではなく、クラス会、クラブOG会といった単位でのご寄付も喜んでお受けいたします。また、クラス会などの申し合わせで毎年定期的にご寄付いただける場合も同様です。ただし、このようなケースでは、免税措置に必要な大学の領収書を各個人宛に発行できませんので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
Q.税制面での優遇処置はありますか。
A.本学へのご寄付は、特定公益増進法人に対する寄付金として、税制上の優遇措置を受けることができます。
寄附金控除には、「所得控除制度」と「税額控除制度」の2種類があり、確定申告の際には、寄付者ご自身においてどちらか一方の制度をご選択いただけます。
詳細につきましては、こちらをご参照ください。
Q.発展協力会の運営はどのように行われていますか。
A.発展協力会には、会長、副会長、常任委員の役員が置かれています。また、発展協力会の運営のために常任委員会が設置されています。定例の常任委員会は、年3回(2月、5月、10月)開催されて、必要に応じて臨時の常任委員会が開催されることもあります。
Q.発展協力会と大学との関係や位置づけ、また、麗泉会や泉会との関係について教えてください。
A.発展協力会の役員は全員理事会で選任されます。また、当会に総会はなく、独立性を有した組織ではありません。したがって、麗泉会(卒業生の会)、泉会(在学生保護者の会)とは異なり、当会の趣旨に賛同いただける方を募ってスムーズな寄付受け入れを促進するための大学の一部局、一機関と位置づけられます。
なお、泉会は、会費を募って、奨学金を始めとする独自の事業運営を行うとともに、主として大学の施設、学生厚生、課外授業等の分野を対象として、大学に対して直接寄付をしていただいております。

問い合わせ先

お申込みお問い合わせ
清泉女子大学 発展協力会事務局
〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21
(3号館1階 総務課内)
E-mail:hatten@ml.seisen-u.ac.jp
開室時間:(平日)9:00~17:00(土曜)9:00~13:00


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