清泉女子大学

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人文科学研究科の概要

修士課程、博士課程合わせて4つの専攻からなる大学院のご紹介です。

清泉女子大学大学院について

大学院は大学同様、キリスト教ヒューマニズムの建学の精神に基づいて、人文科学分野の高度な研究・教育を目指しており、キリスト教研究という伝統ある分野や地球市民学という新しい学問をも視野に入れています。男女を問わず、学部卒業生ばかりでなく、社会人や留学生も積極的に受け入れています。

清泉女子大学大学院について

大学院修了生の声

* インタビュー内容・学年は取材当時のものです。

言語文化専攻

在学生・修了生からのメッセージ

専門分野に集中して、刺激を受けて学ぶ
修士課程 言語文化専攻 日本語圏 日本文学
2年(2019年度)
S.I.さん

私が在籍している言語文化専攻では、日本語圏以外を専門とする人と共に授業を受けることも多いです。私の専門は日本近代文学ですが、授業では専門外の分野についても知る機会が多く、日々、刺激を受けています。大学院は学部時代よりも自らの専門に集中できます。しかし一方で、集中できるが故に自身の勉強不足や至らなさを直視せざるを得ないことも多々あります。また、学部時代よりも圧倒的に周囲の人数も少ないので、時には孤独も感じます。それでも、何とかしがみつきながらやっと一本の論文が仕上がった時の達成感と嬉しさはやはり大学院生活でしか味わえないのではないかと思っています。この一つのことにしがみつくという経験は、その先の人生にも大きく通じると思います。

在学生・修了生からのメッセージ

様々な教授の研究分野を自身の研究と実践に繋げて深化させ、突き詰める
言語文化専攻 英語圏 英語教育学
2014年3月修了
N.O.さん

言語文化専攻で学んだ3 年間は、様々な教授の研究分野を自身の研究と実践に繋げて深化させ、挑戦する自分に出会えた貴重な時間でした。研究では、英語が様々な関係性の中で使われることを認識するための手法としての演劇、さらに協働学習による社会性の発達を中心に修士論文を執筆しました。中学校でも教鞭を執っていたので、理論の構築と授業の実践を並行して進めることができたことは大きく、演劇的手法を通して「英語ってコミュニケーションのためのものなんだ」とある生徒が言った瞬間を今でも忘れられません。修了後はさらに英国の大学院にて演劇英語教育を学び、現在は研究を実践しようと毎日現場で奮闘しております。自分が信じるものを突き詰めることができる大学院は、自分自身の可能性と未知の結果に向き合うとても貴重な学びの場であったと感じています。

在学生・修了生からのメッセージ

教師としてわかりやすいスペイン語授業を目指し、進学
言語文化専攻 スペイン語圏
2017年3月修了
K.E.さん

大学入学後から初めてスペイン語を学び、教員免許も取得しました。卒業後、高等学校でスペイン語を教える機会を得たことをきっかけに、どうすればもっとわかりやすくスペイン語を教えられるかを研究するため、修士課程に進学しました。大学院で英語の指導法にも触れたことで、多角的な視点から言語を教えることを学び、修士論文「初級スペイン語学習者に対する直説法現在完了の指導法」では、図を用いた現在完了の指導法を提案しました。論文執筆中は、集めたデータや資料を多方面から見て分析することに苦労しましたが、多くの先生・友人からのアドバイスもあり、とても充実した日々を過ごすことができました。これからは大学院での学びを活かし、高校生にとって、よりわかりやすい授業を行いたいと思っています。

思想文化専攻

在学生・修了生からのメッセージ

様々な分野の先生方からご指導を受けられることが魅力的
思想文化専攻 宗教学
2年(2019年度)
K.S.さん

思想文化専攻の魅力は、様々な分野の先生方からご指導を受けられることです。年に数回行われる報告会では、普段直接指導を受けていない先生や分野の違う先輩からも、ご助言をいただくことができます。私が今研究しているのは、アンデスにおけるキリスト教宣教史です。学部での勉学と違い、大学院では自分で研究を進める力が必要だと思います。それが難しくもありますが、大学院で学ぶことの楽しさでもあると感じます。思想文化専攻で毎年行われるシンポジウムに今年参加しましたが、学部との違いを実感させられました。先行研究をきちんとふまえた上で、自分の考えを根拠とともに提示しなければならない。これは研究の基本ですが、一般の方々もいらっしゃるシンポジウムでの発表は緊張感があり、良い経験になりました。

在学生・修了生からのメッセージ

先生方による熱心な指導を受けられるのが魅力
思想文化専攻 哲学・思想史学
2018年3月修了
K.O.さん

私が修士課程に進学したきっかけは、卒業論文で扱ったプロパガンダについて、より深く研究したいと思ったからです。修士課程では第一次世界大戦期のイギリスのプロパガンダについて取り扱い、一次史料を基にその背景や思想について研究しました。清泉の大学院は落ち着いていて、他専攻の大学院生とも同じ研究室を使用します。その為、先輩方や後輩だけではなく他専攻の大学院生と交流を深め、自身の視野を広げることができます。また先生方との距離が近いので、先生方による熱心な指導を受けられるのも清泉の大学院の魅力です。

在学生・修了生からのメッセージ

作品調査を通し日本彫刻史全般の知識の獲得を目指す
思想文化専攻 日本美術史
2年(2017年度)
A.H.さん

学部の卒業論文作成や、故郷の長野県で教育実習を経験する中で、将来、地方史研究に関わることができる力を身につけたいと強く思うようになり、修士課程への進学を決めました。現在は、長野市松代にある清水寺(せいすいじ)の平安時代前期の諸像をテーマに修士論文執筆を進めています。昨年度は指導教員や先輩研究者のご指導の下で諸像の調査を2回行い、多くの助言をいただきながら、新たな課題を発見することもできました。ゼミでは他の作品調査、調書作成などを通して、日本彫刻史全般の知識と作品調査能力の獲得も目指しています。修士課程修了後も研究を続けられるよう、これからも研鑚を積んでいきたいと考えています。

地球市民学専攻

在学生・修了生からのメッセージ

研究を通して自分の人生を生き直すきっかけに
地球市民学専攻
2017年3月修了
Y.S.さん

2009年に本学の地球市民学科を卒業し、5年間の社会人経験を経て修士課程に進学しました。修士課程では、競争社会における自らの生きづらさの体験を出発点として、障害をもつ人びとと共に生きることの意味を文献調査とフィールド調査を用いてキリスト教的視点から考究しました。また、研究を通して自らの傷が癒やされ、自分の人生を生き直すきっかけとなりました。研究生活は、ときに孤独で、思うように成果が得られず苦しい時期もありましたが、ともに学ぶ仲間や先生方との研究合宿や率直な意見交換など、多くの刺激と励ましを受けました。修了後は、障害のある人びとと共に生活をする中で、ささやかな日常生活の中にこそ、理論と実践とを結びつける発見があると実感しています。大学院を目指す皆さんも、日々の小さな気づきを大切に研鑽を積んでください。

在学生・修了生からのメッセージ

マンツーマンに近い贅沢な授業、心から学ぶ喜びを味わえました
地球市民学専攻
2010年3月修了
Y.T.さん

松井教授が研究されている包括的平和教育をアニメーション教材にして多くの人に伝えたいという思いで、TVディレクターという仕事をしながら大学院に通いました。アットホームな雰囲気の中でのマンツーマンに近い贅沢な授業、社会人として様々な経験をつんできた人たちとの出会いなどを通して、生まれてはじめて心から学ぶ喜びを味わうことができました。仕事と大学院の両立は大変でしたが、大学院の仲間と、紛争解決の方法や、ケンカがエスカレートしないコミュニケーションの方法などを伝えるアニメを制作することができました。今後も、大学院での学びを映像制作やアニメを使ったワークショップ、大学での授業などに活かしていきたいと思います。

在学生・修了生からのメッセージ

東北アジア間に平和を築くにはどうするか、平和教育を学びたいと進学を決意
地球市民学専攻
2年(2017年度)
E.S.さん

学部で東北アジアの平和について学んだ際、歴史的にみると「日本人」というだけで他国の人々にどれほど影響を与えているのかを肌で感じました。
この経験がきっかけとなり、どうすれば草の根レベルで東北アジア間に平和を築くことができるかに興味を持ち、さらに、さまざまな問題を乗り越えるために平和教育を学びたいと、入学を決意しました。
入学後は社会活動(ワークショップのファシリテーター)をしつつ、そこでの体験から得た疑問を解き明かすべく論文を執筆しています。地球市民学専攻で得た知見を自身だけに止めることなく、ワークショップを通して行動し、それらを社会と共有していきたいと思っています。

人文学専攻

在学生・修了生からのメッセージ

過去の日本語について研究し、かつての言語生活の一端を明らかにすることを目標としています
 
人文学専攻
2年(2019年度)
K.U.さん

言語の「見えないルール」を探ることや、過去の文献を通してかつての日本語の様相を探ることに魅力を感じ、大学院への進学を決めました。博士課程では明治期の漢字字体について研究するため、明治初期に出版された漢語辞書の分析をおこなっています。仮説を立てて実証していくため、研究には対象を多角的な視点から観察していくことが必要となります。このような力を養うために先生方、先輩方からご指導を受けながら日々研鑽を積んでいます。主体的に学び、広い視野を持つように心がけています。過去の日本語について研究することは過去の日本人の足跡をたどることにつながります。かつての言語生活の一端を明らかにすることを目標として研究に励みたいと思っています。

在学生・修了生からのメッセージ

専門の異なる幅広い分野の先生方から、多角的なアドバイスをいただき、充実した研究生活
 
人文学専攻
2年(2019年度)
J.N.さん

もともと何かを学ぶことや、文章を書くことが好きだったため、自然と大学院への進学を決めました。学部生の頃から、19世紀イギリスの画家J.E.ミレイのファンシー・ピクチャーと呼ばれる子どもの絵を中心に、彼のラファエル前派脱退後の作品群の再評価に取り組んでいます。人文学専攻は、先生方と学生との距離が近いことが魅力の1つに挙げられます。また、専門の異なる幅広い分野の先生方から、広い視野を持った多角的なアドバイスをいただくことができます。大学院では、基本的には自分自身で研究を進めていく力が求められるため、ときには困難に直面することもありますが、熱心にご指導くださる先生方や助け合える仲間たちのおかげで、充実した研究生活を送っています。向上心と探求心を忘れずに、これからも日々研究に励みたいと考えています。

在学生・修了生からのメッセージ

様々な分野に触れ、幅広い知識の獲得に
 
人文学専攻
2年(2019年度)
A.H.さん

私は日本彫刻史を専攻し、大学院に進学してからは、自分の故郷でもある長野県北部に伝わった、平安時代前期の木彫像をテーマに研究に取り組んでいます。調査や見学で各地に赴き、実際の作品から様々なことを学べるのがとても楽しいです。また自分の専門分野だけではなく、昨年 度まで在籍していた思想文化専攻や現在の人文学専攻では様々な分野に触れることができるため、幅広い知識の獲得ができます。専門分野のちがう同級生や先輩との、日々の会話やお互いの研究発表から、自分の研究に関する思わぬヒントを得ることもあるのがおもしろいと思います。調査し、資料にあたって、また大学内外でたくさんの人と交流して、学部生のとき教室で勉強した何倍ものことを学べる毎日は刺激的で充実しています。一緒に研究の日々を過ごす仲間が増えたらうれしいです。

在学生・修了生からのメッセージ

専門領域を超えた学びがしやすく、様々な先生方からアドバイスをいただくことも
 
人文学専攻
3年(2019年度)
M.S.さん

私は現在、学芸員として働きながら人文科学研究科人文学専攻に在籍しています。仕事と研究との両立は難しいところもありますが、自分で見つけたテーマを納得がゆくまで追求することができるのは、大学院でしかできないことなので非常に楽しく取り組んでいます。研究内容としては、「日本におけるオーブリー・ビアズリー受容」という大きなテーマを掲げております。人文学専攻は、分野が細分化されていないため、専門領域を超えた学びがしやすくなっています。私の場合は、西洋美術がご専門の指導教員だけでなく、日本史や日本文学がご専門の先生方に研究についてのアドバイスをいただくこともあります。分野を超えた研究ができるのも、小規模な大学ならではの魅力だと思います。

在学生・修了生からのメッセージ

他分野の先生方や大学院生と議論を交わしたことで、研究の手法や心構えを学びました
 
人文学専攻 言語学
2018年3月修了
H.O.さん

修士課程で扱った資料を考究したいと考えたときに、この資料から作成された明治期の国語辞書について研究されている方々が本学に多くいることを知り、博士課程へ進学することを決めました。研究会や勉強会などを通じて、専門である日本語学を追究し、他分野の先生方や大学院生と議論を交わしたことで、研究の手法や心構えを学ばせていただきました。博士論文では、これまでに発表した成果をもとに執筆しましたが、細かな文面の整理や、発表後に明らかになった事実をまとめ直すことに苦労しました。多くの方からご指導いただいたことを忘れずに、今後も研究を引き続き行い、少しでも学問に寄与できたらと考えております。

在学生・修了生からのメッセージ

分野を越えた先生からも指導いただける、小規模ならではの環境を活用
人文学専攻 文化史(西洋美術史)
2年(2017年度)
M.S.さん

博士課程へ進学したのは、修士論文で扱った大正期の西洋美術受容についてさらに学びを深めたいと考えたからです。人文学専攻は、言語・文学・文化史のすべての分野を網羅しているため、指導教員はもちろん、他分野の先生方からも、自分の研究について指導を受けることができるのが大きな特徴です。現在私は、大正期の書籍の装丁について研究していることから、日本文学がご専門の先生方にもご指導いただいています。小規模大学ならではの分野を越えた学びは学生同士でも行われており、月に一度開催されている「大学院生研究会」では、修士・博士関係なく、各々の研究を発表し合い、議論する場となっています。今後もこの環境を最大限に活用し、研鑽を積んでいきたいと考えています。

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